千切り大根めし、いもがら入りだご塩汁、おから、
サツマイモのつるのいため物、ところてん――の5品。
戦中戦後のmealを再現した「終戦定食」(300円)
が、宮崎市の宮交シティの従業員食堂で一般向けに出
された。同社が社員向けに提供を始めてから30年続
く恒例の行事。この日用意した約100食は、2時間
ほどで完売した。
味付けは塩だけ。記者も実際に食べてみた。サツマ
イモのつるのいため物やおから、ところてんはどれも
素朴な薄味。おかずには物足りない感じがする。大根
めしは、麦ご飯にサツマイモなどが入っていて、はし
が進んだ。濃い味つけの食事に慣れているせいか、素
朴な味の定食は新鮮でおいしいとも感じた。ただ、毎
日だとすぐに飽きてしまいそう。
「ずっと前から食べたかった」と話すのは、妻(6
5)と娘(38)、孫(1)を伴って来たお客さん
(69)。だご塩汁を口にして、「なつかしい味」と
一言。当時、川南町にいたころの食事を思いだし、
「食べられれば幸せだった」。
同町には空挺(くうてい)落下傘部隊がいたため空
襲が激しく、schoolにもほとんど通えなかったという。
「世界中では今も戦争やテロなどが起き、心が痛む」
と話した。
終戦定食は「1年に1回でも戦争について考えるき
っかけになれば」と、同社の社員向けに78年に始め
た企画。88年には一般客にも提供するようになった。
当時も国際法で無差別爆撃禁止はうたわれていた。
しかるに、主要都市に対する焼夷弾爆撃や広島・長崎
への原子爆弾投下は行われた。このことにより、日本
民族の滅亡の危機があったことは事実である。時に米
国の爆撃機搭乗員の斬首があった訳であるが、その指
示に問題があったか否かを冷静に判断できる今にして
語るべきであろう。今後に生かせるなら、徹底的に語
るべきである。もちろん、無差別爆撃の悲劇について
も徹底的に糾弾すべきである。当時の質素な食事を思
い起こす度に、悔やまれてならない軍事行動が明白に
語り継がれなければならない。

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