2008年7月28日月曜日

solve answer a riddle.....5

『▼高騰派はチェイニーら

 イランやスーダンなどの状況に共通しているのは、
米英が制裁の根拠としている「核問題」や「人権問
題」の根拠に胡散臭さがあり、米英は胡散臭い言い
がかりに基づく経済制裁を、軍事制裁(侵攻)にま
で強めているがために、イランなどより米英の方が
「悪」だという状況を作ってしまっていることだ。
イランより米英の方が悪なのだから、ロシアや中国
が、米英の制止を無視してイランと石油ガス開発の
契約をしても、全く悪いことではない、という話に
なる。

 国連のIAEA(国際原子力機関)によると、イ
ランのウラン濃縮は、核燃料を作るための低濃度に
限定されており、高濃度の核兵器開発を行っている
兆候はない。米イスラエルが「イランが核開発をや
めないなら空爆も辞さない」と言っているのは濡れ
衣である。

 善悪問題ではなく「力」の問題としても、世界最
強だった米軍は、イラクとアフガンで占領の泥沼に
陥って過剰派兵状態で、イランを軍事占領すること
は不可能だ。イランが空爆されれば、イスラム世界
はイラン支持を強め、米軍はイラクから追い出され、
イスラエルは自国近隣のヒズボラ、ハマスといった
イラン系勢力とのゲリラ戦の泥沼で消滅する可能性
が高まる。

 米イスラエルによるイラン侵攻を主張しているの
は、米チェイニー副大統領とネオコン、AIPAC
などイスラエル系右派、イスラエルの右派野党リク
ードなどの好戦派である。今にもイラン侵攻を挙行
しそうな勢いの話を米英マスコミに流し、原油価格
をつり上げてきた「高騰派」は、彼らである。

 原油価格の高騰は、世界的なインフレを引き起こ
し、世界経済に非常に悪い影響を与えている。アメ
リカだけでなく、中国やインドなども高インフレに
悩んでいるが、最終的には、ドルを基軸通貨として
使い続けることの利得を失わせ、ドルに対する国際
信用を失墜させる。』

 この連続5回目で『石油危機の謎』についてを終
わります。田中 宇氏の論説は、本当に興味深くて
私は楽しみにして読んでいる。

0 件のコメント: