持ち帰るべきか、捨てるべきか――。◎◎市教委が今年度か
ら市立学校で給食の食べ残しの持ち帰りを禁じたところ、
廃棄される残飯が月に約9トン増えたことが、13日の市
議会本会議で明らかになった。市教委は「児童生徒の健康
が第一」と強調するが、市長はこの日の答弁で「もったい
ない」と繰り返すなど、波紋を呼んでいる。
97年に文部省(当時)は、食中毒防止のため、給食の
持ち帰りについては禁止が望ましいと全国に通知した。◎
◎市では持ち帰りを認める学校があるなど対応はまちまち
だったが、「どうすればいいか」と問い合わせが昨年あり、
改めて「禁止徹底」を通知した。
市教委健康教育課によると、07年度は215小中学校
で1383トン、処理費に換算して4427万円分の食べ
残しが出て、すべて焼却処分された。5月は前年同期より
9トン増えていたという。
13日の本会議では、ある議員が「食育の点から大きな
疑問。見直すべきでは」と質問。
◎◎市長は「給食のパンを持って帰るとおばあちゃんが焼
き直しておやつにしてくれた。(食べ忘れて)かちかちに
なったことも。そういうのを通し食べ物の大切さを知った」
と思い出を披露。「残さず食べてもらう努力も必要だ。非
常に悩ましい」と答えた。
市教委は、手つかずのパンなどを入れたゴミ袋が子ども
の目に触れないよう、学校側に注意を求めている。食べ物
を粗末にする意識を植えつけないための配慮だ。4月以降、
市には「衛生面の配慮なら仕方ない」「食べ残しを活用で
きないか」「ものを大切にする流れに反する」などの電話
やメールが相次いでいるという。

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