東国原英夫知事のトップセールスで全国区の人気と
なった宮崎県産マンゴーが、出荷のピークを迎えてい
る。4月の初競りでは、高級完熟マンゴーに過去最高
の20万円(2個)の値が付き、今年も高値堅調だ。
空前のブームに増産に乗り出し、沖縄など他産地も割
安さを売りに追い上げる。一方、あまりの人気過熱に
「マンゴーバブル」を警戒する農家も出てきた。
太陽のタマゴは大きさや糖度などで独自基準を設け、
全体の1~3割程度しか収穫できない。同じ日の宮崎
中央卸売市場でも10万円(2個)の値が付いた。3
0日現在、1キロ4千~8千円程度で落ち着いている
が、東京の市場関係者は「相変わらず品質がいい宮崎
産の人気は高く、6月中旬以降はお中元需要で再び上
がるだろう」と話す。
宮崎でマンゴー栽培が始まったのは85年。減反で
野菜が生産過剰となり、その代替で導入された。
生産農家8戸から始まった。最初の収穫は4年後。
1キロ2千~3500円で東京の青果店に持ち込んだ
が、結果は散々。店内に並ぶ外国産は数百円で、「そ
んなに高いマンゴーはいらない。メキシコ産で十分」
とまで言われた。
東京への売り込みは2年続けて失敗。生産者らは地
元・宮崎での試食販売に切り替え、毎年街頭で呼びか
けた。温度や湿度、摘花時期など品質管理も試行錯誤
を重ねた。努力は実を結び、04年まで1キロ2千円
台だった完熟マンゴーの平均単価は05年に3千円を
突破。去年は東国原知事の宣伝で火がつき、4900
円にまで達した。東京・日本橋の高級果物店ではいま、
1500円の外国産を尻目に、太陽のタマゴが1個約
1万~2万5千円で中心に並ぶ。
マンゴー生産量1位は沖縄県。昨年の1キロ当たり
の平均単価は3169円(東京の市場)で、前年より
1200円高くなった。3位の鹿児島産は3086円
(前年比約700円高)。いずれも値は上がっている
が、2位の宮崎産よりは約2千円安い。
JA宮崎経済連は今年、生産量を2割増やす計画を
立てた。昨年急増した需要に供給が追いつかなかった
ためだ。県も09年度までに07年度より200トン
増の1千トンの生産量を目標に掲げ、宮崎産の定着を
図りたい考えだ。
JA宮崎経済連によると、昨年の宮崎県産完熟マン
ゴーの販売実績は過去最高の約28億円。前年の1.
8倍、10年前の14倍と急増した。生産量は順調に
増え、昨年は10年前の約8倍にあたる561トン。
生産量1位の沖縄県は1550トン、3位の鹿児島県
は272トンだった。
物価高に拍車がかかる今、地産地消は大変有益な展開
を示す。家庭で作る農作物の有りがたさが、最近、身
にしみてわかる世の中である。どうしますか、今後。

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